河北新報の夕刊『ものがたり』コーナーで連載されている
『妖怪ラボ』第13話が12月26日掲載になりました。挿絵を描かせていただきました。(児童文学作家・野泉マヤさん作)
3ヶ月の連載も今回が最終話になります(;;)
河童の世界から現実世界になんとか戻った邦彦が円先生に問いかけた答えから何を思うのか!?の巻です。
主人公、邦彦の妖怪を通した成長物語と捉えて表現させていただきました。
妖怪に興味を持つきっかけとなった『妖怪図鑑』から妄想が広がったわけですが、たまたま出会った大学の教授円先生との妖怪探しの中で行動して、直に五感を通して感じることの大切さを学んだのだと思います。
今回のカットは、これまで邦彦が出会った妖怪達の大集合で賑やかに。そして新たな妖怪探しへと歩みだす3人のカットで幕を閉じます。
ラストカットは、その意味も込めて妖怪図鑑に戻っていく邦彦の妄想だった妖怪達を表現して、本の中の想像から一歩大人になって歩きだす邦彦を描きました。
歩き出した邦彦の後ろには、妖怪のようなシルエットがあって、妖怪達も人間とのコミュニケーションを望んでいるのでは?という表現を含ませています。
3ヶ月の期間でしたが、とても楽しく描かせていただきました。
河北新報様、作家の野泉マヤさんには感謝致します。
物語の掲載が終わってしまうのは残念ですが、読者の皆様の記憶に少しでも残ってくれたら嬉しいです(^^)
仙台市のみの発行ですが機会がございましたら是非ご一読ください。